えー吉えー吉

ワイにとっては、そこそこ面白かった映画やな。。ジョン・レノンを暗殺した男に焦点を当て、犯行までの軌跡を辿る。。主人公を演じたジャレッド・レトは、不気味な感じがよく出てたで。。

ワイは、実は大学生のとき、
めちゃくちゃビートルズが
好きやったんや。。

それで、ジョン・レノンを
殺した犯人のドキュメンタリーって
コトで興味を持って
観てみたのが、この「チャプター27」。。

まあまあ、面白かったで!

ただ、これ
何の予備知識もなく
観ても面白いんか
どうかは微妙やな。。と思った。。

。。ま、そこら辺のくわしい部分は
このページの後半でしゃべるわな。。。。

映画「チャプター27」の情報

ジャンル:ドキュメンタリー・暗殺の真相

どんな話?:ジョン・レノン暗殺の犯人像に迫る

評価 年代 話数時間
3.0★★★☆☆ 2007年 85分
  • 出演:ジャレッド・レト、リンジー・ローハン、ジュダ・フリードランダー、シュラ・アボット、マーク・リンゼイ・チャップマン
  • 監督:J.P.シェファー

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映画「チャプター27」の見どころは?

  • ジョン・レノンは何故ころされたか?の真相に迫る
  • 主人公のジャレッド・レトの存在感。。

。。ま、この映画「チャプター27」の
一番の見どころといったら。。

やっぱり、ジョン・レノンの暗殺の謎に
迫るっちゅう感じやと思う。

なので、ココにまず興味がない人に
とっては、けっこう微妙かもしれんな。。

犯人である、マーク・デイヴィッド・チャップマンが
告白しながら、ほぼ彼の視点を元に
実行までの3日間を振り返るという
形や。。

。。で、このチャップマン役の
ジャレッド・レトが
かなりこの役作りに力を入れてる。。

もともと痩せてて
二枚目俳優のジャレッド・レトが
この役のために30kgも太ったらしい。。

なんとも言えん怪しい感じを
放出しているチャップマンなんやけど、
これは、ジャレッド・レトの
渾身の役作りのおかげやと言えそうや。。

映画「チャプター27」のあらすじについて

。。じゃ、「チャプター27」の
あらすじについて、冒頭の部分だけ
軽く話していくで。。

1980年の冬。。

マーク・デイヴィッド・チャップマン(ジャレッド・レト)は
ハワイからNYに降り立った。。

YMCAに立ち寄ったチャップマンは、
ダコタハウスに向かう。。

そこは、当時
ジョン・レノンが住んでいたトコや。。

そこには、ジョン・レノンや
他の有名人を一目見ようと
けっこう多くの取り巻きが
集まっていた。。

そこで、チャップマンは
ジュード(リンジー・ローハン)らと
知り合う。。

彼女らもジョン・レノンの
ファンやった。。

チャップマンもジョン・レノンに
会いにはるばるハワイから
来たコトを伝えた。。

ジュードは
「新しいジョンのアルバムは聴いた?」
とチャップマンに尋ねた。

チャップマン(ジャレッド・レト)は
ジョン・レノンの新しいアルバム
「ダブル・ファンタジー」を
まだ聴いていなかった。。

「完璧よ。。
 あのアルバムには、
 欠点がないの。。」

とジュードの友達は
べた褒めした。。

「ダブル・ファンタジー」を
買って、そこにジョン・レノンに
サインをしてもらったら?
とジュード(リンジー・ローハン)に提案されて。。

チャップマンは、
レコード屋にアルバムを
買いに行くんや。。

こうやって、ストーリーは
進行していくで。。

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【ネタバレあり】ワイなりに考えた真相など。。

。。じゃ、こっからは、ワイなりに
考えてみた「こういうコトとちゃうんかな?」
という話しをしていこうと思うで。。

ただし、ワイは
「ライ麦畑でつかまえて」という小説は
読んでないんや。。

チャップマン自身、
「この小説が僕の全て」とまで
言い切っているので、
この小説を読まんことには、
彼の内面には、ほとんど入り込めてない
コトになりそうやけど。。

その点も理解しながら
聞いてもらったらええと思うわ。。

【チャップマンは「ビートルズ」のファンやった。】

まず、ワイが思ったんは、

チャップマンは、ジョン・レノンのファンやなく
「ビートルズのジョン・レノン」のファンやった

というコトやな。。

理由の一つ目としては、

「チャップマンが最新のジョン・レノンのアルバム
 を持ってなかった」

コトがあげられると思うわ。。

純粋なジョン・レノンのファンなら
持ってるハズやからな。。

で、2つ目の理由が、

「作中で雑誌のジョン・レノンの記事を
 読んで、再結成について辛辣な言葉で
 否定したジョンに対して怒ってる」

というコト。

ジョン・レノンとポール・マッカートニーの
不仲というのは有名で、
ジョンは、ソロ・アルバムの中ででも
「ポール」という言葉を歌詞の中で
使って、散々こき下ろしてるほどなんや。。

あと、最後の理由が、

「チャップマンには、虚言癖があり、
 『ジョンと会っていた』などと言う
 シーンが出てくるが、
 『ジョンとポールと会っていた』と
 言ってる」

これは、チャップマンの願望やったんやと
思う。。

タクシーの運ちゃんに
「ジョンとポールがレコーディングを
 してて、僕はスタッフとして
 参加させてもらってる。。」
っちゅうコトを言うシーンがあるんやけど、
これは、彼の夢やな。。

夢の中でも、チャップマンにとっては、
「ジョンとポール」はセットで、
彼は、やっぱり「ビートルズ」が好きなんや
とワイは思うんや。。

【動機については。。こんな感じ?】

そうなってくると、
動機についても、多少浮かび上がってくる
トコロがあるように思う。

作中では、ジョン・レノンの曲
「イマジン」の一節、
「財産なんてないと想像してごらん」
(Imagine no possessions)
と歌いながらも彼は大金持ちだ、
というコトが引き合いに
出されているんやけど。。

同じく「平和」などについて
歌いながらも、ポール・マッカトニーについては
辛く当たる部分など、
確かに、矛盾点はあるんかもしれへん。。

。。で、チャップマンは作中で、
「映画は嫌いだけど、
 本や音楽は好き」
と語ってる。。
「本や音楽は、
 心が届いたら、親友になれたような
 気がする」
というのが、その理由や。。

チャップマンがビートルズのファンやったと
したら、彼の中では「大親友」な
ワケやから。。

暴走してしまってる親友は
自分が止めなくては。。

と思ったんかなぁ。。
とワイ的には解釈した。。

【実際にジョン・レノンに会い、彼は葛藤する】

。。でも、実際チャップマンは
ダコタハウスでジョン・レノンと会うんや。。

アルバムにサインした後も、
ジョンはチャップマンに

「他にしてほしいコトはない?」

と、何度か聞いてくれるんや。。

ジョンと会ってからのチャップマンは
激しく動揺する。。

「このまま帰れ」という自分と
「やれ」という自分。。

。。で、結局 チャップマンは
実行してしまう。。

。。ま、「ライ麦畑でつかまえて」と
この流れがどうやって つながってくるか
分からなければ、かなり中途半端なんやけど。。

ワイにとっては、まったく謎やった
ジョン・レノンの死がちょっとだけ
見えた気がしたな。。

。。あ、最後に言うておくと
ワイは、リアルタイムには
ジョンの死にショックを受けた
世代ではないんやけど。。

チャップマンのしたことは
絶対許せんと思ってるで。。

アルバムでは、
「ジョンの魂」とかは
大好きで聴きまくったし。。

「Starting Over」とか
「Beautiful Boy」とか。。

ホンマに名曲やと思う。。

ただ、大好きな人が死んだら
「どういう理由」で死んだんか。。

その理由はやっぱり知りたいと思う。。

そんな気持ちで この映画を観てみてん。。