えー吉えー吉

「生きる意味」「臓器提供」などを扱った、ちょっと考えさせらるドラマ。。作品的にはホンマにしっかりと作られていて、見ごたえがあったで。。けっこうハマれたドラマやな。。

綾瀬はるかちゃん主演の
ドラマ「わたしを離さないで」。。

ちょっと、重そうな
ドラマやったけど。。

観てみたで。。

。。うん、けっこう
重いテーマやったな。。正直。。

でも、ワイ的には
けっこう面白かったで。。

。。じゃ、感想の続きは
この記事の後半で。。

ドラマ「わたしを離さないで」の情報

ジャンル:サスペンス・臓器提供・恋愛・人生

どんな話?:3人の「提供者」がそれぞれに送った人生。。

評価 年代 話数
3.5★★★★☆ 2016年 10話
  • 出演:綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみ、麻生祐未、伊藤歩、中井ノエミ、柄本佑
  • 脚本:森下佳子

■2016年9月12日時点での配信・商品ラインナップしているサービス
 

注:2016年9月12日時点の情報です。各サービスのラインナップは変更になる可能性があるので、公式ページで確認して下さい(上のロゴをクリックすると公式ページに移動します)。

ドラマ「わたしを離さないで」の見どころ

  • 引き込まれる&深く語りかけてくるストーリー
  • 主演3人の役どころは?

このドラマの見どころとしては。。

やっぱりストーリーかな。。
と思うわ。。

展開が単に面白いっちゅう
感じじゃなくて。。

観続けているうちに

  • 真相はどういうモノか
  • それぞれの結末はどうなるか
  • それぞれが見つける答えは何か

というのが、どんどん
気になってくる感じやな。。

たとえば、最初は「A」だと
思ってたモノが時間が経つにつれて
そうじゃない、と思えてきて。。

「結局は何?」というコトが
知りたくなる。。

そんな感じかな。。

ちょっと、分かりにくいかも
しれへんけど。。

。。あと、
登場人物に関しても、

「この人はキャラが立ってて
 面白い。。」

っちゅうような感じではなくて。。

あくまでも、ストーリーが
生み出す「運命」の中で、
どのように振る舞っていくか。。
というのを見守る感じかな。。

そういう意味では、
「演技のうまい・ヘタ」を
感じるコトなく観れたんで。。

主演の三人もその他の演者さんも
きっちりと「ストーリーの中の役」を
演じ上げてたんやと思う。。

。。あと、挿入歌の
ジュリア・ショートリード「Never Let Me Go」は、
うまく、ドラマの中に何度か登場して、
重要なカギとして使われてたな。。

(ある重要な意味を持つCDの中の
 一曲という設定。。)

そんな演出も
なかなか良かったと思うで。。

ドラマ「わたしを離さないで」のあらすじは…

。。じゃ、ドラマ
「わたしを離さないで」の
あらすじを冒頭の部分だけ
しゃべってくで。。

。。あ、役者名のトコは
成人した時の役者さんの
名前を書いてるけど、
実際、このあらすじの時点では
生徒は みんな子役になるんで、
注意してな。。

。。このドラマの舞台は
陽光学苑という全寮制の学校や。。

森の中にあって、
高い塀に囲まれてて、
塀の上には有刺鉄線が
張られてる。。

ちょっと、
不気味な学校やな。。

この陽光学苑に
新任の教師が入ってきた。。

堀江 龍子(伊藤歩)という
保健体育の先生や。。

龍子(伊藤歩)が校内を
歩いていると、
校庭では、生徒たちが
写生をしていた。。

小学4年生というのに、
メッチャ絵がうまいんや。。

それもそのはず、
「学校の方針」で、この学校は
芸術にかなり力を入れている
みたいなんや。。

。。それから、
龍子は、校庭を通って、
校舎に入る。。

ある小学校低学年の
教室の授業風景を
見学してみると。。

時間割のトコロに
「社会」がないのに
気づく。。

そして「心」という
授業があるらしい。。

ちょうど、そのクラスでは
「心」の授業をやってた。。

「。。なぜ、セイジくんは
 うれしい気持ちになったのでしょうか?」

「ナオコちゃんが自分の赤いクレヨンを
 くれたからです。」

「そうです。正確に言うと、
 自分の一本しかない赤いクレヨンを
 くれたからです。」

「あ、それって
 優しさだ!」

「そーーです!優しさです!」

「優しさだ!」

「優しさだ!」

クラスの全員が
大きな声で連呼し出す。。

最初は微笑ましく
見ていた龍子やったけど。。

なんか「変な空気」を
感じ取るんやな。。

。。一方。。

こんな「心」の授業とは
裏腹に、校内では
イジメもあるんや。。

サッカーをするのに
みんなのために
ボールを持ってきた
土井 友彦(三浦春馬)
やったが。。

みんなは、ボールだけ奪って
友彦(三浦春馬)の前から
姿を消した。。

くやしがって、
泥を含んでる土を
何度も蹴る友彦。。

友彦がイジメられる原因は、
このスグに癇癪を起こすトコも
そうなんやけど。。

絵が下手、というコトも
あるらしい。。

美術を重視する学校なんで、
美術ができない生徒は、
「脳みそ入ってるんかよ!」
などと言われて
イジメられてしまうみたいや。。

女の子4人グループが
友彦がイジメられてる
様子を眺めてたんやけど。。

3人は友彦のコトを
一緒になって、バカに
してた。。

。。でも、
1人の女の子は違った。

保科 恭子(綾瀬はるか)は
友彦のコトを心配そうに
見守っていた。。

。。その夜。。

友彦に対する態度では
正反対やったけど、

女の子4人グループの
リーダー的存在の
酒井 美和(水川あさみ)と
恭子(綾瀬はるか)は
大の仲良しやったんや。。

2人は、消灯してから
同じベッドに入って、
みんなには話してない
ナイショ話とか。。

いろんなオシャベリを
してるんや。。

。。こんな形で
話しは進んでいくで。。

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【ネタバレ含む】ワイの感想や結末。。

。。じゃ、ここからは
「ネタバレあり」で話してくで。。

各トピックごとに話してくわな。。

いろんな「わたしを離さないで」

このドラマのタイトルである
「わたしを離さないで」っちゅうのは
もちろんテーマになっていて、
いろんな場面で使われてると思うんやな。。

ワイが思う
いろんな「離さないで」をみていくと。。

美和と恭子が言った「離さないで」

。。最初は、モロに
声に出して言うてるやつやな。。

  • 美和が最後の提供をする前に恭子に言った
  • 恭子が友彦に抱きしめられる時に言った

「わたしを離さないで」。。

これは そのままの意味やと思う。。

校長の思い

校長は、陽光学苑の生徒に
できる限り幸せな人生を
送ってほしいと思ってた。。

でも、誤解されるコトも
多かったんや。。

ココにも、
「わたしを離さないで」
は、あったと思うんやな。。

マダムの涙の理由

こっからは、ワイの推測が
けっこう入ってくるんやけど。。

1話で恭子と友彦が
CDを聴きながらダンスをする
シーンがあった。。

それを影で見ながら
泣いているマダム(真飛聖)の
姿があったんや。。

そのコトを9話で
恭子はマダムに なんで
泣いていたのかを尋ねるんや。。

その時のマダムのセリフ。。

「どうか、あなたが今抱きしめているモノ。。
 手に入れている温かいモノを
 手ばなさないで。。

 。。多分そういう気持ちで。。」

これって、

「あたたかい感情を持った『わたし』という
 存在を離してしまわないで。。」

という風に解釈できんやろうか。。

ラストシーンの意味

。。そうなってくると、
ラストシーンの恭子が
海に入っていくシーンも。。

友彦の形見のサッカーボールが
海岸に流れ着き、恭子は
思いとどまる。。

この時の友彦からのメッセージは、

「『わたし』を離さないで」

にならんやろうか。。

これは、上のマダムの意味と
ほぼ同じやけど、
もっと、そのままズバリの

「わたし」という存在を
離してしまわないで。。

こうすると、なんか
キレイにテーマとつながるような
気がワイはしたんや。。

【謎】 陽光学苑は何をしていたか。。

。。で、次は「謎」やな。。

途中から かなり引っかかってくるんが、
「陽光学苑は、どういう存在だったか?」と
いうこっちゃな。。

これは、けっこう衝撃的な
真相やった。。

校長である恵美子先生(麻生祐未)は
実は「クローン」やった
っちゅう話や。。

。。で、提供者にも
できる限りの幸せな人生を
送ってもらうシステムを作りたいと
考えて陽光学苑を創立したんや。。

そこで、芸術などを
奨励したのも、
「提供者といえども普通の感情を
 持っている人間だ」という
ことを世間に広めるため
やったんや。。

マダム(真飛聖)は、外の人間で、
政財界などに生徒の芸術を紹介する
橋渡し的なコトをしてた人やったんやな。。

【テーマ】世界は広い

これが直接的に出てくるのは
最終話のエピソードで。。

友彦が龍子先生(伊藤歩)と
サッカーの試合を観ていて、

「提供を受けて元気になった人が
 自分の子供に提供者の名前を付けて
 その子供が今、サッカーをしてる」

というコトを龍子先生から
聞くんや。。

その姿を見てた友彦が
「やっぱり、世界は広いんだよ。。」
と言って感激する。。

この「世界は広い」というのも
このドラマのキーワードに
なってると思うんや。。

たとえば、陽光学苑にいた時は
何も感じなかったけど、
外の世界に出ると。。

同じ提供者でも、
陽光学苑の出身者は
優遇されてるコトに気づく。。

細かい例でいうと、
イジワルだと思っていた
美和(水川あさみ)の行動も
実は、愛情の裏返しだということに
気づいたり。。

狭い世界で
凝り固まった視点で
モノを見ているより、
広い視野で見なおしてみると
ずっと世界は広かったコトに
気づくんや。。

これは、このドラマを
観てる人もストーリーを
通して、感じるコトやと思うわ。。

自分の人生に満足していない人も
広い視点から見直してみると、
案外「世界の広さ」を
知ることができる。。

。。なんか、
ワイも そんな気がして
少し希望をもらえた気がしたで。。

陽光学苑の「宝箱」の意味

陽光学苑では、生徒1人1人に
「宝箱」が支給されていた。。

これも最終話で
恭子(綾瀬はるか)が校長(麻生祐未)に
なぜ それを配っていたんかを
聞くシーンがあるんや。。

その答えは。。

「誰にも奪えないモノを持ってほしい。」

というコトやった。。

提供者は体の一部は奪われてしまうけど、
奪えないモノを持つことで、
それが、生きる支えになる。。

そう校長は考えてたんやな。。

これも、ラストの「生きる意味」に
つながってくんや。。

。。じゃ、次からは
主演3人の結末について。。

【美和の結末】

小学校の時は、4人グループの
リーダー的な存在やった
美和(水川あさみ)やけど。。

陽光学苑を出て行く頃には、
珠世(馬場園梓)と花(大西礼芳)からは
ちょっと距離を置かれていて。。

実質 友達は恭子(綾瀬はるか)だけに
なってたんや。。

しかし、そんな恭子にも
美和は けっこうヒドい
嫌がらせをするねん。。

  • 友彦(三浦春馬)から恭子がもらったCDを隠したり。。
  • 恭子が好きだった友彦と付き合ったり。。
  • その上で、3人同じコテージを希望したり。。

。。でも、そんな風に
するのには、理由があったんや。。

美和にとって恭子は
「あこがれ」の存在やったから。。

だから、恭子が
自分を手放して
他の人の方を向くコトが
怖かったんや。。

それに、美和が
恭子に対して
嫉妬などの負の感情を
抱いているのに、

いつも優しく
接してくれる恭子に対して。。

「自分のコトも怒ってほしい」
と思ってたんや。。

この気持ちを美和本人から
聞いて、恭子は。。

「うまくいってたよ。。

 ぶっ殺したいと思ってたもん。。

 何度も。。」

とようやく本心を言うんや。。

美和「良かった。。」

これで、2人は
小学校の時のような仲に
戻るコトができたんや。。

(ただし、この時点では、
 美和はすでに提供が始まってた。。)

最後の美和と恭子の生活は、
めちゃ微笑ましかったな。。

昔のように一つの
ベッドで2人で寝ながら
話したりして。。

。。でも、そんな
生活も長くは続かんかった。。

美和の最後の提供が
始まるんや。。

「わたしを離さないで!」
って最後に
恭子の腕をつかみながら
言うシーンは
感動的やった。。

【友彦の結末】

友彦(三浦春馬)の人生は、
夢と挫折の繰り返しやったな。。

  • 友達とサッカーをしたい
  • サッカー選手になりたい
  • 学苑の外に出たい
  • 恭子と猶予を勝ち取りたい

そういった夢は、
全て失敗に終わった。。

(。。ま、学苑の外に出るのを
 失敗したのは、不幸中の
 幸いって感じやけど。。)

しかも、コテージの生活では、
好きではない美和(水川あさみ)と
付き合うコトになり、
しかも、想いをよせていた
恭子(綾瀬はるか)は途中から
コテージを去ってしまう。。

でも、美和と恭子が
仲直りした時には、
「恭子と猶予を勝ち取ってほしい」
と美和に言われ、その夢を追い続ける。。

でも、それが
ダメだと分かった時は、
かなり自暴自棄になってしまうんや。。

恭子にも突き放すような
態度を取ってしまう。。

でも、さっき話した
龍子先生とサッカーの試合を
見て、気づきを得るんや。。

最終的には、

「恭子にもう一度会いたかったという
 自分の夢は、かない過ぎてるほどかなっている」

という思いに至って、
短い間やけど、幸せな時間を
恭子と過ごすんや。。

【恭子の結末】

上の2人の話を読んだら、
恭子(綾瀬はるか)の経緯も
分かると思うんで、
そこは省略すんで。。

なんと、このドラマが
終わるまで、
恭子には、提供開始の通知が
来ないんや。。

ずっと「介護人」を
続けていたんやけど。。

知ってる友人も
全員いなくなり。。

宝箱も、多すぎて
フタが閉まらなくなってきた。。

そんで。。

「のぞみが崎」で海に入って、
死のうとするんや。。

でも、海に入っていく
その瞬間、サッカーボールが
流れ着くんや。。

友彦が亡くなった時、
恭子が川に流した
「お見送りの品」やった。。

それで、恭子は
そのサッカーボールを抱きしめて。。

引き返すんや。。

生き続けるコトにしたんやな。。

ココで、ラスト。。

という結末やった。。

最後は、こんな恭子の
ナレーションで締めくくられてる。。

「私達は空の宝箱を抱えて
 生まれてきて

 そこに日々を詰め込みながら
 歩いていくのだ。。

 終わりまで。。

 明日を。。」

。。これが、このドラマの
一番伝えたかった「生きる意味」
なんかな。。と思うわ。。